遠足のおやつ
春になると、遠足のことを思い出す。
準備をするときから、もうワクワク♪
よく何か心が弾むことがあると、「遠足の前の夜のように…」と言うけど、
まさにそんな状態。
あれも持って、これも持ってとリュックに荷物を詰め込んで。
お母さんに、それは要らない、これも要らないと、出されていた(笑)
あの頃、お気に入りだったピンクのウサギのぬいぐるみを、
こっそり小さなポケットに入れてあったのは秘密。
それだけは見つからず、遠足に連れていくことができたんだ(^^)
遠足といえば、楽しみの一つがおやつ。
地元には一軒だけ、駄菓子屋さんがあったの。
普段は閑散として淋しいもの。
たまにこどもがチラホラ行くことがあっても、賑わうというには程遠い。
それが一年に一度、遠足の前の日だけは大賑わい!
押すな押すなの混雑ぶり。
そこのおばちゃんは、決して愛想のいいタイプじゃなかった。
私たちに話しかけることもなく、黙々と自分の仕事をこなしていくだけ。
お菓子の値段をレジに打ち込んで、お金をもらって、
袋に入れたお菓子と一緒に、必要ならお釣りを渡す。
「いらっしゃい」「全部で○○円だよ」「ありがとう」
会話と言えば、そのくらい。本当に必要最低限の内容。
かといって、怖いわけではなく、近づきがたい雰囲気というのとも違う。
余計なことはしない・喋らないというのが、うるさくないという意味で良かったのかな。
みんな、三枚の百円玉を握り締めて、おやつを選ぶのに夢中。
三百円分の駄菓子って、結構買えるものなんだよね☆
贅沢さえしなければ。
大きめのお菓子を、思い切って買う子もいた。
数より質のタイプだね。
私は、何よりも量を重視。
できるだけ安いものをたくさん買い込んでた。
大体が50円以下。それ以上の値段となると、かなり悩む。
これを一つにするべきか、それとももっと安いものを二つ買った方が良いか。
当時の私にとって、魅力的だったのが「キャベツ太郎」。
確か一袋30円。
一袋は、絶対確保。悩みのタネは、奮発してもう一袋買うかやめておくか。
「よっちゃんいか」なら、三つ買える。どうしよう。
いつもキャベツ太郎を前に、真剣に悩んでたっけ(^^)
今でも、キャベツ太郎は大好き☆
食べるたび、遠足のことを思い出すよ。
小袋のキャベツ太郎を二袋買うのも悩んでいた私にとって、
大袋のキャベツ太郎の出現にはたまげた!
いつかこれを一袋抱えて食べれたら…そんな淡い夢が生まれた。
今でも、まだその夢は叶えていない。
いつでも買えちゃうよ、簡単に。二袋でも、三袋でも。
でもね、手を出せないんだ。
なんとなく、叶えたくて叶えたくない夢。
夢のままであってほしい夢。
キャベツ太郎は小袋をチマチマと食べたい。
わかるかな、この気持ち。
この間はよっぽど、ネットでキャベツ太郎を大人買いしようとした。
激安に惹かれて…。
迷いに迷った結果、私が下した決断。
それは、ご想像におまかせしますm(_ _)m
久しぶりにいろんな駄菓子を食べたくなっちゃった☆
何年かぶりに行ってみようかな、駄菓子屋さんに。
三枚の百円玉を握り締めて。